The
different world.
Scene04「The current
situation.」
「ふぅ〜〜〜」
疲れた、今はそれしかいえないと思う、
あの後イアンってヤツにつれられて強制マラソンに参加、
その後ヘリでなんかごっつい建物に運ばれた、
「あのヘリ、思い出しただけで気持ち悪くなってきた・・。
うぉえ、」
あ〜付け足しておくとそのヘリ凄い揺れて吐きかけた、
そんでもって着いたら着いたで今まで取調室みたいなとこで5時間くらいは質問攻めにあったな、
でもこっちも聞くことは聞き出せた、・・・と思う。
でもまだ信じれない、
聞いたところここは俺がいた世界じゃないらしい、
惑星カルザロスこれがこの星の名前、
そしてここはカルタゴって国のカルカイングってとこらしい、
外の風景を見る限り、ここは俺のいた世界より格段と技術力が優れているらしいことがわかった。
そして、最近この国でおかしな事件が頻発しているらしい。
それが俺みたいに急に人間が飛ばされてくる現象、
そして飛ばされる前には、必ずあの石版が関わってるらしい、
あそこに書いてあった文字はこの世界で使われていた昔の文明の文字らしいが、この世界でもいまだに解明できておらず、
この世界ではその空白の時代のことを“ブランクタイムス”そう呼んでいるらしい。
この国のお偉いさん方はその時代のことを解明したくて仕方がないらしく、
こちらに飛ばされた人間の希望者はその時代の解析チームに雇ってくれるという話だ、
そして解明され元の世界に帰れることなんかになった場合は優先的に返してくれるらしい、
そしてもちろん俺にも訊いて来られたわけだが、返答は待ってくれと言い返した、
「お〜い、探したぞ、こんなとこいたのかよ、」
「あ〜、アンタは・・・誰だっけ?」
「おまえ、5時間ほど前にあったばっかだろ?」
「いや、それは覚えてるけど、名前が思い出せなくて・・、」
「はぁ〜、イアンだよ、覚えといてくれ、」
あ〜、そんな名前だったけ、コイツ?
まぁ俺には関係ね〜や、
「で、どうなんだ?」
「どう?、って何が?」
「訊かれたんだろ、入るのか?入らないのか?って」
「あぁ、訊かれたには訊かれたけど、」
「けど?、」
「そんなの、すぐに決められるわけでもない」
「なるほどね、」
「なぁ、こっちに来たやつら大体何人ぐらい来てるんだ?」
「まぁ、俺みたいな一般兵が聞くところじゃ〜、ざっと30」
「さっ、30人!!」
「あぁ、そのうちの半分ちかくは解析班に編入しえるはずだぜ、」
「そ、そんなにもか?」
30人、こっちの世界から30人も消えてるなんて、
そんなこと今までニュースにもならなかったぞ!!
一体、本当にどうなってんだかわかんないな、
「入りたくなかったら、入らなくても良いんじゃないか・・」
「え?」
「実際、入ってない連中もいる、それに入らなきゃ帰れないわけでもない、」
「それは、そうだけど、でも・・」
「でも・・・、。なんだ?
この世界に別世界の人間が来てるってコトなんて外にいる一般市民は知らないんだ、何も言わなけりゃ外見も似たようなもんだし外で普通に暮らすことも出来る、それにちゃんと生活保護も出るしな、」
「このこと、一般人は知らないのか?」
「ああ、無駄な騒ぎは起こしたくないらしい、俺みたいなヒラでさえ固く口外禁止ってことになってるよ」
「そうなのか、」
「そうさ、ここも言ってみれば悪い所じゃない」
「そうかもしれないけど、少なくともじっと何かはしていられない」
「そうか、じゃあ行くか!!」
「行くってどこへ?」
「そんなもん決まってんだろ、俺の家だよ」
「おい、ちょいまてって、なんでアンタの家に行かなくちゃならないんだよ、」
そんな、俺の悲痛な叫びはイアンに軽く無視され腕をひっぱられて引きずられる、もちろん抵抗する俺、。
でも引きずられる俺、
すげー力つえーよ、この人w
下手したら腕抜けちまう、
つ〜かコイツまた俺をドコに連れて行くきだぁ〜
コイツに付いていっていい事ないんだよ、・・・・(涙)
The
different world. Scene04「The current
situation.」〜終〜